Google Map Diary: level 10を目指す京都のローカルガイド

京都のGoogleマップローカルガイド(Level 9)です。10を目指して修行中です。

【銭湯】梅湯

いうまでもないことですが、銭湯という公共サービスは、日本では徐々に少なくなってきています。

京都市はまだ多い方ですが、聞いた話によると、静岡県ではも­う10軒を切っていて(ちなみに人口は約370万人です)、現在稼働しているのはなんと9軒だけだそうです。経営者の高齢化(なかなかの体力仕事であることは容易に想像できます)や、ライフスタイルの変化­などいろいろ要因はあるようですが、基本的には徐々に少なくなっていく分野です。そういえば、私の大学在学中にも、結局行くことはありませんでしたが、今出川キャンパスと新町キャンパスの間にあった銭湯も潰れてしまいました。

それとは別に、いわゆる「銭湯」ではなく、レジャー浴場なんかは、それなりに需要があるし、温泉旅行は日本の旅行の王道中の王道ですので、「湯に浸かる」という行為そのものは完全に見捨てられた習慣かつビジネスというわけではないのでしょう。

そんな状況の中で、まさかの新規参入といいますか、新しくお店を継いだ若い店主と共に、再スタートさせた銭湯があります。

梅湯

その名も梅湯。 

銭湯大好きな浜松出身のこの主人は、こちらではそれまでのお店をリニューアルさせ、2015年5月5日に再オープンさせました。­実家が銭湯をやっている場合、その店を継いだりするということならあるでしょうけれど、新しい店主を迎えて、というのはもう数十年はないの­ではないかと思われます(ひょっとすると、彼が最後かも?!)。

梅湯

入ってすぐ左側で料金を支払います。向かって右手が男湯・左手が女湯になっています。

梅湯

チラッと見えますが、NHKにも取材されたようです。

内部は、サウナ・電気風呂など、それほど規模の大きい銭湯ではありませんが、一通りの設備はそろっています。店主の­方は、なんと京都外国語大学出身の方で、ちゃんと英語での説明もしていました(近くにゲストハウスもあり、結構、外国人の旅行者の方も多いそう­です。実際、私が入った時にも一人、ヨーロッパ系の方が入浴していました)。

梅湯

また、このエリアはいろいろな意味で非常に雰囲気があるところです。すぐそばを流れる高瀬川も、なんとホタ­ルがでるようです。ちょっと住んでもいいかな、とさえ思えるような場所です。

梅湯

なお、手ぶらで行っても大丈夫!タオルなどのレンタルや、石鹸などの販売も行っています。 

梅湯

ちょっと行ってみる価値ありですよ!

 

場所はこちら。

 

ひつじの京都銭湯図鑑

ひつじの京都銭湯図鑑

 

 

 

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