新田辺駅周辺を歩く
以前から同じお店もあれば、新しくここでお商売をされているようなお店もあったり、懐かしさもありつつ、新鮮に歩くことができました。といってもそんなたくさん歩いたわけでもないので、本当に散歩程度なのですが、それなりに思うこともあったりしました。
特に駅の東側ですが、中に入ったことがあるお店がほとんどないんですね。これは、かつてよく行っていたお店がなくなってしまった、ということではなくて、そもそもほとんどお店に入ったことがないということなんですよね。カフェやレストランや、居酒屋、その他様々なお店があるのですけれど、ほとんど入ったことがないのです。無論、入ることもないようなお店もあるのですけれど、そういうところを除いても、あそこもここも、本当に入店してないなぁと改めて思いました。
これはおそらく、今のように地図ベースの情報収集がiPhoneなどでするのがほとんどできなかった、ということがあったのかもしれません。日本はお店の中を中を見せない作りになっている店舗が多いので、外からだとどんなお店なのか、よくわからなかったりします。それを補うように、ガイドブックなどがあるのですが、どうしても書籍だと情報の絶対量が少ないので、こぼれ落ちてしまうお店は少なくありません。また、100年以上続くような老舗ならともかく、できてから25年といった感じのお店だと、ちょっと中途半端でしょうから、メディアに載りにくいのではないかと思います。
そういうお店も、できたばかりのお店でも、誰もが知るような有名店でも、同じように情報を手に入れることができるようになったのは、本当にすごいことです。
それはそれとして、この町の、特に東側をあまり熱心に探検してこなかったのは、ちょっと残念な感情があります。この町を知る人に、連れてきてもらうということもなかったし、まだ、そういう雰囲気も、伝統もなかったような気もします。一応、京田辺は大学町ではあるのですが、大学教員が、学生を連れて、町を紹介するということもほとんどなかったでしょう。お互いの努力不足と言っていいかもしれません。