【神社仏閣】二十二社
神社の格式を表すリストはいくつかありますが、11世紀くらいに選ばれたものに二十二社(にじゅうにしゃ)というのがあります。
(こちらは八坂神社。季節はもちろん夏です。)
元々は十六社だったようですが、これに徐々に改訂を重ねて、最終的に二十二社になったそうです。
他にも神社の格式を表すもの(これを「社格」というようです)はいくつかありますが、これが一番わかりやすいので、とりあえずこれを紹介します。京都から近いのが多い、ということもあります。リストとしては「延喜式神名帳」とかもありますが、数が多すぎるので、そのうちに。
上七社
中七社
下七社
この中で、多分ダントツに行くのが困難なのは、下七社にある丹生川上神社(上・中・下)でしょう。誤解を恐れずに言えば、こちらは山の中にあるので、なかなかに大変です。
ここ数年、年が変わったらあるのかどうかもわからないような「聖地」がボロボロ誕生していますが、ここに載せてあるようなものこそ「聖地」というべきでしょうねぇ・・・
葛飾北斎の「東海道五十三次」?
先日、京都市の立てた観光用の看板(これを駒札というそうです)で、こんなものがありました。
京都市の観光地には、(全てではありませんが)多くの場所で、京都市が設置した立て看板があります。写真のものは、山科駅の近くにある旧東海道(旧三条街道)を解説したものです。
観光用ですので、ある程度コンパクトな説明になることは、まあ仕方ないといえましょう。それはいいのですが、ちょっと気になる記述がありました。
葛飾北斎といえば、泣く子も黙る?、日本の浮世絵そのものと言ってもいいような人物、代表作の「富嶽三十六景」といえば、誰でも一度は見たことがあるような日本を代表するアーティストであることは間違いないと思います。
しかし、「東海道五十三次」とは?
私は美術史などにもそれなりの関心はありますが、専門的に教育を受けたこともなく、アマチュアであることは間違いなのですが、葛飾北斎が「東海道五十三次」という作品を残したということは、初耳(初見)でした。
世の中、まだまだ知らないことがあるな、と思う今日この頃です・・・
が。
素直に考えて、これは、「葛飾北斎」ではなく「歌川広重」(うたがわ・ひろしげ)の間違いであると思われます。
ここまで、自信たっぷりに書かれると、こちらが間違っているのではないかと思い、いろいろ調べてしまいました。いやはや。
ちなみに、歌川広重は京都には来ていない説もあります。
<追記>
実はこの話には、続きがあります。
葛飾北斎の「東海道五十三次」続報 - KyotoToday---写真と動画で京都のいろいろをご紹介
ぜひこちらもご一読ください。
【グルメ】定食屋 soto
オーソドックスな定食屋さん、かと思いきや、「定食屋さん」が21世紀的にモダンに進化したらこんな感じになるかな、というまとめ方でいいでしょうか。
夕飯を何にしようかな、ということで選んだのがこちらsotoです。そして、ここは大当たりでした。
場所はちょっとわかりにくい。油断すると、入り口の左側にあるお店に行ってしまいそうになりますが、ドアを開けて、そのまま階段で下に降ります。そして、まさかの列が!この手の食堂で、しかも午後10時過ぎという夜中の時間に待ってる人がいるとは!
とはいえ、思いの外早く10分くらいで座ることができました。 お店はそれほど大きくはありません。席数は20名くらいでしょうか。そしてメニューの数も多くないです。日替わりと、今日は豚キムチ定食、といったところでした。ただしオプションは結構ありますので、お好みに合わせて増やしてみてもいいでしょう。
お店の感じは、定食屋さん、というよりもちょっと小洒落たカフェレストランでも通用しそうな内装。しかも安い。普通に食べたら充分1000円でお釣りがきます(もちろん税込みです)。 さらに、結構ちゃんと英語での接客もできていました。英語のメニューも用意されていて、入った時には、外国からの家族連れがきていたし、その後に来た女性の二人組にも英語で対応できてました。この手のお店としてはすごいことです。
スタンプカードもあります。それがなんと無期限!10回スタンプを押してもらうと、1回無料に! そら、列も出来ますよ。人気が出るのも当然です。
待っている人への対応も丁寧にされていました。変にメニューの数を増やさないのも、好印象です。文句なし。12時までやっているのも素晴らしいと思います。
ちょっと残念なのは現金のみということかな。
おそらくアメリカから旅行できていた家族も満足そうに帰って行きました。ここを選ぶとは、なかなかお目が高い!
DATA
定食屋 soto
営業時間:11:30~15:00 18:00~24:00
定休日:無休
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【イベント】マースレニツァ---京都で行われるロシアンフェスティバル
2017年の2月25日に、おそらく京都では初めての「ロシア文化フェスティバル」が開催されます。
一応、と言いますか、主催は「ロシアカルチャーセンター京都」という団体で、共催として「一般社団法人ロシアカルチャーセンター」というところだそうです。
場所は、いつもの京都市国際交流会館になります。
今まで、ここで開催された国際系のイベントとしてはスペイン・インドネシア・タイなどに参加したことがありますが、ロシアが開催されるのは、初めてだと思います。
京都でロシアというと、ロシアレストランのキエフ(という名前ですが、ロシアレストランです)が著名ですが、正教の教会もあることですし、ぜひ、日本の隣国であるロシアの文化普及に一役買っていただきたいと思います。
ちなみに「マースレニツァ」とは、「ロシアの春を迎える祭り」だそうです。