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京都検定徹底研究:2014年3級第2問

【問題】

「四神相応之地」といわれる平安京で、南に配される神はどれか。

 

【選択肢】

(ア)白虎
(イ)玄武
(ウ)朱雀
(エ)青龍

 

【回答】

 

(ウ)朱雀

 

【解説】

 出題者はこの問題が好きなのか、手を替え品を替え、「四神相応之地」(しじん・そうおうのち)に関連する問題をよく出すので、必ず押さえて確実に得点をゲットしたいところ。とはいえ、あまりイメージが沸かないことも、これまた事実。残念ながら地名とて必ずしも残っていない事も多く(たとえば朱雀高校はあるけれど、それ以外の高校はない。あったらなかなか面白いんだけど)、うまく今ある事象と関連づけておきたいところだけど、実際は難しいので、力づくで覚えるほかはない。公式テキストはp.14参照。

四神相応之地

 

(ア)白虎


西=大道=山陰道
 「白虎楼」というのはあるけれど、あるのは平安神宮の中なので、位置的には少し違和感がある。山陰道は、丹波口から桂を通り、樫原(かたぎはら)宿を経て、亀岡へと続く道。樫原には、京都市内に残る唯一の本陣の遺構がある。なお、まだ人が住んでいる(つまり超貴重な建物である。京都市指定有形文化財)。

 

(イ)玄武


北=大岩=船岡山
 あまり、というか全然意識することはないけれど、この名前は地名としても使われている。現在の同志社(諸学校)の今出川キャンパスがあるエリアの住所は玄武町である。普通は「烏丸今出川」というし、キャンパスは「今出川キャンパス」というので玄武という名称を意識することはない。「ちょっと玄武キャンパス行ってくるわ」っていうのもいいとも思うのだが。

同志社大学図書館

玄武町そのものは「御所の北」ということでいいとは思うが、このシンボルである船岡山はもう少し北にある。これは、かつての平安京大内裏)の北側にあるので、まあ、正しい。玄武神社も存在している。

 


(ウ)朱雀


南=大池=小椋池。
 残念ながら小椋池は干拓されてしまい(工事期間:1933-1941年)、今となっては道路とたんぼだらけである。なお、「朱雀」は公式テキストでは「すざく」と振り仮名を振ってあるのに対し、手元にある第12回「京都検定 問題と解説」では、違う読みを採用している。朱雀は「しゅじゃく」と表記してある。p.6(なお、2級の問題、1級の問題解説でも後者の読みを採用している)。個人的にはどちらでもあると思うし、「答えが一つだけではない」ということも十分あり得るので、さほと問題はないと思う。しかし、一言「どちらの読みもありうる」と書いて欲しいものだ。なお、「朱雀」の名前を継いでいる朱雀高校は「すざく」の読みである。


(エ)青龍


東=大川=鴨川。
 こちらも公式テキストでは「せいりゅう」に対し、「問題と解説」では「せいりょう」の読みをとる。各問題に解説があるのだが、特に誰が書いたとかは書いてないので、ちょっと困る(もっともそんな人はごくごく少数であろうけど)。ちなみに「京都 青龍」で検索すると、つい最近開業した「ザ・ホテル青龍 京都清水」というのが出てくる。こちらは「せいりゅう」と読む。なお、今の鴨川はすっかり都会化して、整備された鴨川である。かつてはもう少し幅があり、今の河原町通は、文字通り河原だったのである。岬神社というのがあるが、これはもともと鴨川の中州の岬にあったからその名前がついている(なお、「土佐稲荷」とも言われる)。 

岬神社(土佐稲荷)

岬神社(土佐稲荷

 

第15回京都検定 問題と解説

第15回京都検定 問題と解説

  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: 単行本