Google Map Diary: level 10を目指す京都のローカルガイド

京都のGoogleマップローカルガイド(Level 9)です。10を目指して修行中です。

新田辺駅周辺を歩く

ほぼほぼ10年ぶりに近鉄新田辺駅周辺を歩いてみました。

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以前から同じお店もあれば、新しくここでお商売をされているようなお店もあったり、懐かしさもありつつ、新鮮に歩くことができました。といってもそんなたくさん歩いたわけでもないので、本当に散歩程度なのですが、それなりに思うこともあったりしました。

 

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特に駅の東側ですが、中に入ったことがあるお店がほとんどないんですね。これは、かつてよく行っていたお店がなくなってしまった、ということではなくて、そもそもほとんどお店に入ったことがないということなんですよね。カフェやレストランや、居酒屋、その他様々なお店があるのですけれど、ほとんど入ったことがないのです。無論、入ることもないようなお店もあるのですけれど、そういうところを除いても、あそこもここも、本当に入店してないなぁと改めて思いました。

 

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これはおそらく、今のように地図ベースの情報収集がiPhoneなどでするのがほとんどできなかった、ということがあったのかもしれません。日本はお店の中を中を見せない作りになっている店舗が多いので、外からだとどんなお店なのか、よくわからなかったりします。それを補うように、ガイドブックなどがあるのですが、どうしても書籍だと情報の絶対量が少ないので、こぼれ落ちてしまうお店は少なくありません。また、100年以上続くような老舗ならともかく、できてから25年といった感じのお店だと、ちょっと中途半端でしょうから、メディアに載りにくいのではないかと思います。

 

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そういうお店も、できたばかりのお店でも、誰もが知るような有名店でも、同じように情報を手に入れることができるようになったのは、本当にすごいことです。

 

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それはそれとして、この町の、特に東側をあまり熱心に探検してこなかったのは、ちょっと残念な感情があります。この町を知る人に、連れてきてもらうということもなかったし、まだ、そういう雰囲気も、伝統もなかったような気もします。一応、京田辺は大学町ではあるのですが、大学教員が、学生を連れて、町を紹介するということもほとんどなかったでしょう。お互いの努力不足と言っていいかもしれません。

 

 

ちょっとアイディアが出てきたので、こちらも再開

昨年の城南宮の記事以来、完全に放置していたここのブログですが、ちょっとアイディアを思いついたので、そろそろ再開させようと思っています。

とはいえ、ものすごい企画があるわけでもなく、だけど、案外手薄なんじゃないかなぁという感じなので、こちらも楽しみながら準備を進めていこうかなと思っています。

まだ、どんなふうになるか頭の中での企画段階なので、色々考えている最中ですけれど、年内中には何やら記事を出せたらいいなと思っています。

また、別の企画も考えているのでそっちも進めます。

【神社仏閣】城南宮に行ってみました

 

実は初めて城南宮に行ってみました。

 

 

ちょっと行きにくくて、地下鉄竹田駅からは歩いて15-20分くらいかかります。それに、この辺り、古いもの(天皇陵など)もあるのですが、 なんと言いますか、どちらかというと工業地域っぽいところがあって、歩いてみて心が躍るという感じではありません。

  

道標

こんな感じの道標もありますけれど、できたのはつい最近です。

 

こちらが鳥居。比較的新しい感じです。 

城南宮

 

こちらにあるように、歴史は古いのですが、建物がすごく新しいんですよね。

城南宮

 

そういうこともあって、なかなか行けませんでした。 

城南宮

入ってしまえば、悪くないのですが、どうも個人的には心を打たないんですね。

 

城南宮

 なんなんでしょうね?

 

www.jonangu.com

 

 

【神社仏閣】梅宮大社

梅宮大社に行って来ました。 

梅宮大社表参道の看板

日本の神社というのは、名称が難しい。ここも「神社」なのか「大社」なのか、私の中でもなかなかはっきりしません。

場所はこちら。 

この写真のすぐそばにバス停もありますけれど、阪急:松尾大社駅から歩いて15分弱くらいです。 

梅宮大社

 鳥居です。 

梅宮大社の酒樽

お酒の神様を祀るということで、酒樽が壁のようにありました。

  

梅宮大社:神楽殿

楽殿です。

 

ここ、昔からある割には商売っ気もなくこじんまりとした神社なのですが、ネコちゃんも昼寝をしてたりして(10匹ほどこの辺に住んでいるそうです)、のんびりとしたところでした。

 

御朱印もいただけます。

 

京都検定徹底研究:2014年3級第3問

【問題】

平安宮大極殿があった場所は、現在のどの辺りか。

 

【選択肢】

(ア)大宮三条
(イ)千本丸太町
(ウ)千本三条
(エ)九条大宮

 

【回答】

(イ)千本丸太町

 

【解説】

公式テキストp. 14, p. 27を参照のこと。なお、平安宮大極殿の読み方は「へいあんきゅう・だいごくでん」。

 

(ア)大宮三条

三条大宮といっても、何があったのか、と思う人は少なくないと思うが、ここには実は公園がある「三条大宮公園」で、それほど大きい公園ではないけれど、ちょっと休憩するにはいいところ。ここのエリアは商店街になっているので買い物もできる。良いお店も結構あるので、行く価値ありです。

 

(イ)千本丸太町

答えとしてはここになる。とはいえ、今では、あまり何かがあるということでもないので・・・

 

(ウ)千本三条

 千本三条は興味深いところでもある。三条商店街の西の端という場所なのだけれど、すぐそばには立命館大学の朱雀キャンパスがあったりするし、どちらかというと二条駅の周辺という意味合いが強い。ここから南の四条大宮に向かって、京都では極めて珍しく斜めに道路が走っている。

 

(エ)九条大宮

 「九条大宮」と言って何を思い出すかといえば、それはもう東寺しかないであろう。近鉄九条駅から西に向かうと東寺が見えてくる。 

東寺

ここまでの間に、新しくできた映画館の「京都みなみ会館」がある。

 

表象の京都――日本映画史における観光都市のイメージ
 

 

 

京都検定徹底研究:2014年3級第2問

【問題】

「四神相応之地」といわれる平安京で、南に配される神はどれか。

 

【選択肢】

(ア)白虎
(イ)玄武
(ウ)朱雀
(エ)青龍

 

【回答】

 

(ウ)朱雀

 

【解説】

 出題者はこの問題が好きなのか、手を替え品を替え、「四神相応之地」(しじん・そうおうのち)に関連する問題をよく出すので、必ず押さえて確実に得点をゲットしたいところ。とはいえ、あまりイメージが沸かないことも、これまた事実。残念ながら地名とて必ずしも残っていない事も多く(たとえば朱雀高校はあるけれど、それ以外の高校はない。あったらなかなか面白いんだけど)、うまく今ある事象と関連づけておきたいところだけど、実際は難しいので、力づくで覚えるほかはない。公式テキストはp.14参照。

四神相応之地

 

(ア)白虎


西=大道=山陰道
 「白虎楼」というのはあるけれど、あるのは平安神宮の中なので、位置的には少し違和感がある。山陰道は、丹波口から桂を通り、樫原(かたぎはら)宿を経て、亀岡へと続く道。樫原には、京都市内に残る唯一の本陣の遺構がある。なお、まだ人が住んでいる(つまり超貴重な建物である。京都市指定有形文化財)。

 

(イ)玄武


北=大岩=船岡山
 あまり、というか全然意識することはないけれど、この名前は地名としても使われている。現在の同志社(諸学校)の今出川キャンパスがあるエリアの住所は玄武町である。普通は「烏丸今出川」というし、キャンパスは「今出川キャンパス」というので玄武という名称を意識することはない。「ちょっと玄武キャンパス行ってくるわ」っていうのもいいとも思うのだが。

同志社大学図書館

玄武町そのものは「御所の北」ということでいいとは思うが、このシンボルである船岡山はもう少し北にある。これは、かつての平安京大内裏)の北側にあるので、まあ、正しい。玄武神社も存在している。

 


(ウ)朱雀


南=大池=小椋池。
 残念ながら小椋池は干拓されてしまい(工事期間:1933-1941年)、今となっては道路とたんぼだらけである。なお、「朱雀」は公式テキストでは「すざく」と振り仮名を振ってあるのに対し、手元にある第12回「京都検定 問題と解説」では、違う読みを採用している。朱雀は「しゅじゃく」と表記してある。p.6(なお、2級の問題、1級の問題解説でも後者の読みを採用している)。個人的にはどちらでもあると思うし、「答えが一つだけではない」ということも十分あり得るので、さほと問題はないと思う。しかし、一言「どちらの読みもありうる」と書いて欲しいものだ。なお、「朱雀」の名前を継いでいる朱雀高校は「すざく」の読みである。


(エ)青龍


東=大川=鴨川。
 こちらも公式テキストでは「せいりゅう」に対し、「問題と解説」では「せいりょう」の読みをとる。各問題に解説があるのだが、特に誰が書いたとかは書いてないので、ちょっと困る(もっともそんな人はごくごく少数であろうけど)。ちなみに「京都 青龍」で検索すると、つい最近開業した「ザ・ホテル青龍 京都清水」というのが出てくる。こちらは「せいりゅう」と読む。なお、今の鴨川はすっかり都会化して、整備された鴨川である。かつてはもう少し幅があり、今の河原町通は、文字通り河原だったのである。岬神社というのがあるが、これはもともと鴨川の中州の岬にあったからその名前がついている(なお、「土佐稲荷」とも言われる)。 

岬神社(土佐稲荷)

岬神社(土佐稲荷

 

第15回京都検定 問題と解説

第15回京都検定 問題と解説

  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

京都検定徹底研究:2014年3級第1問

最初の10問は、歴史・史跡に関する事項からの出題です。

三条大橋

 

第1問

【問題】

桂川流域の葛野一帯を開発し、土木・養蚕・機械などの新しい技術を伝えた氏族はどれか。

 

【選択肢】

(ア)小野氏
(イ)秦氏
(ウ)粟田氏
(エ)出雲氏

 

【回答】

(イ)秦氏

 

【解説】

ここでの4つの選択肢は、いずれも公式テキストの中では、索引としては出てきていない。それくらい載せてもいいと思うのだが、方針が違うのだろうか。なお、公式テキストp. 11-13以下を参照のこと。

 

(ア)小野氏

「小野氏」(おの・うじ)は、近江国滋賀郡がその本拠地。京都市内では、地下鉄東西線の駅名として小野駅がある(ちなみに滋賀県にも「小野駅」がある。こちらはJR湖西線)。この辺りには、小野小町ゆかりの寺である随心院真言宗善通寺派)があり、「小野化粧の井戸」や深草少将らからの恋文を埋めたという「文塚」がある。いろいろ怨念も埋まってそう・・他にも小野篁(おの・たかむら)、その孫の小野道風(おの・みちかぜ)らも、チェックしておきたいところ。

随心院

随心院:紅葉も綺麗なところです。

 


(イ)秦氏

 試験対策的なキーワードとしては「養蚕」あたりを押さえておきたいところ。秦氏ゆかりの神社として、蚕の社(正式には「木島坐天照御魂神社」)があり、この本殿の右側にある摂社の養蚕神社(こかい・じんじゃ)が蚕ノ社と呼ばれることから、木島坐天照御魂神社の通称となった。境内には元糺の池があ流(現在は渇水状態)。ここに立つ三鳥居(三柱鳥居)は、京都御所厳島神社唐破風鳥居北野天満宮の伴氏社の鳥居とともに京都三珍鳥居の一つ。

 

 

(ウ)粟田氏

 現在の東山区粟田口を本拠地としたと思われる。ここには粟田神社があり、粟田氏が氏神として創建したとも言われている。粟田神社の入り口は、三条通、つまり旧東海道が通っており、京を立つ旅人をここまで見送ったという。京の七口の一つ。またそのことから、旅立ちの守護としても崇拝された。1000年の歴史を持つ粟田祭でも知られ、室町時代祇園祭が斎行できない場合、この祭りを持って代わりにしたという。なお、近年では、『刀剣乱舞』(とうけんらんぶ)というゲームのキャラクターゆかりの神社として、特に若い女性の参拝客が増えている。 

粟田神社参道

 

(エ)出雲氏

 元々は山陰道の出雲地方から丹波を経て京都に移住したと考えられている。鉄を生産する技術を持ってたと思われる。出雲氏の氏上神社として、出雲高野神社と出雲井於神社がある。「出雲」といえば、島根県(京都からは遠い方。近い方が鳥取県砂丘のほうが近い、と覚えておくと鳥取と島根を混同せずに済む)にある出雲大社が有名であるけれど、元々は亀岡市にある出雲大神宮から勧請されたものであるということなので、こちらを「元出雲」とも称する。出雲大神宮丹波国一之宮。
 また歌舞伎の祖とも言われる「出雲の阿国」辺りもチェックしておきたいところ。また現在でも「出雲」の名を持つ地名が残っている。

 

 『刀剣乱舞』って映画もあったんですね・・・

映画刀剣乱舞-継承-

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